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京都精神神経科診療所協会 FAXニュース
2015年度 第5号 通算第59号




















神科デイケア・向精神薬に関して



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京都精神神経科診療所協会 FAXニュース
2015年度 第4号 通算第58号








・2016年1月25日更新

1.精神科医療課題別研究会

2.PTSD対策専門研修

3.こころのケア講演会

4.認知行動療法セミナー


・京都精神神経科診療所協会 FAXニュース

会長 浜垣 誠司
事務局長 松本 好剛
事務局 京都市中京区烏帽子屋町493 まるいクリニック(知名、木村)
TEL(075)257-5857 FAX(075)252-0055
http://kyotoseishin.com/index.html


2015年度 第1号 通算第55号
2015年度 第2号 通算第56号
2015年度 第3号 通算第57号


京都精神神経科診療所協会 FAXニュース
2015年度 第3号 通算第57号


Ⅰ理事会報告

11月7日にANAクラウンプラザホテル京都にて平成27年度第2回京精診理事会がおこなわれましたので下記に報告いたします。

1.  会員動向

 退会:岩瀬医院 岩瀬則文 先生(閉院のため)
 変更:なし
 入会希望: なし

 これで現状は、会員数:80名 78施設(正会員71名 賛助会員9名)となっている。

2.  報告事項

 ①   8月14日 第11回精神障害者バレーボール京都市大会に係る後援名義使用許可願いについて→承認 ②   9月1日 京都府自殺対策推進協議会(丸井理事・近藤理事)京都府自殺対策推進計画骨子の作成   を行った。
 ③   9月1日 京都精神保健福祉協会より、「こころの健康づくり大会・京都2015」への協賛名義の使   用について→承認
 ④   9月13日 日精診理事会(丸井理事)
 ⑤   10月25日 日精診地区会長会議(浜垣会長) 来年度診療報酬改定について:抗精神病薬がCP換   算量で1日一定量以上を超える場合には診察に長時間かけないと通院精神療法の点数を下げるとい   う案、精神科デイ・ケアを1年間利用した利用者について精神科デイ・ケアは週に5回の算定はでき   ないという案などが出ている。/ 障害年金等級判定ガイドラインについて:等級の判定を「日常   生活能力の判定(7項目、4段階)の平均」から決定し現行のガイドラインより厳しいものとなり   等級を下げられる受給者が多数出てくる恐れがある、当初は認定の地域差の是正を目的としていた   が障害年金受給対象者に厳しいガイドラインとなっている。/ 新専門医制度と地区事業ポイント   申請の変更について:新専門医制度が導入されるがその移行の仕方、単位認定の仕方が異なってく   ることなど(日本精神神経学会のホームページに詳細は記載されています)。/ 公認心理師法に   ついて:公認心理士法が成立し大学院修了は必要でなくなった。法施行後5年間は5年以上の実務   経験を有し、文部科学大臣・厚生労働大臣が指定した講習の修了者は国家試験受験資格を有するこ   とになる。/日精診会員サポートプロジェクト電話相談について:日精診の正会員については保険   請求、医療安全対策、継承問題でそれぞれの担当者が電話で対応しサポートしていく。
 ⑥   11月6日 京都府自殺対策推進協議会(丸井理事・近藤理事)京都府自殺対策推進計画の骨子の作   成および今後の府民への啓もうについて話し合われた。
 ⑦   11月8日 日精診理事会(丸井理事)

3.  検討事項

 ①   京精診マップ作成について
   日精診からは予算は出ないので京精診単独で作成する。担当は情報委員会の松本、川崎、歳森と決   定した。デイ・ケアを併設しているかなどの情報も盛り込む予定である。

4.  他団体より

 ①   8月24日 京都市地域リハビリテーション推進センターより、「体力測定」の開催について
 ②   8月24日 京都市地域リハビリテーション推進センターより、「電動車椅子の講習会」開催につい   て
 ③   8月25日 京都府精神保健福祉総合センターより、「アルコール・薬物関連問題研修」の受講者募   集について
 ④   9月24日 京都市地域リハビリテーション推進センターより、平成27年度京都市地域リハビリテー   ション推進研修(後)の御案内について
 ⑤   9月28日 京都市こころの健康増進センターだより「こころここ」第39号の送付について
 ⑥   9月28日 京都市こころの健康増進センターより、「こころの健康増進センターご案内」の送付に   ついて
 ⑦   10月7日 京都精神保健福祉推進家族連合会より、JRなど交通運賃割引 国会請願署名の御協力と   お願い
 ⑧   10月8日 東京精神神経科診療所協会より、東精診ニュース(2015年度 No.4 通算180号) ⑨   10月13日 専門医制度委員会より、精神科専門医資格認定更新にかかる研修(ポイント認定対象   について
 ⑩   10月19日 一般社団法人京都精神保健福祉協会より、「こころの健康づくり大会・京都2015」の   御案内
 ⑪   10月30日 京都精神保健福祉推進家族連合会より、きょうかれんNEWSの送付について
 ⑫   10月30日 埼玉精神神経科診療所協会より、会長交代(佐藤順恒 会長)のご挨拶
 ⑬   11月6日 神奈川県精神神経科診療所協会より、「創立50周年記念誌」の送付について
 ⑭   11月28,29日 滋賀チーム医療検討会  奥井理事参加


Ⅱ 学術講演会(平成27年11月7日 17時~ ANAクラウンプラザホテル京都)

慶應義塾大学医学部 精神・神経科 内田 浩之専任講師より「抗うつ薬の反応見極めのタイミング:最新の知見」と題して講演があり中嶋理事が座長を務めた。内田先生はまず製薬会社やガイドラインの薬効は薬物の最高用量まで用い与薬後4~8Wかけて判定するという定説(?)に疑問を投げかけ2W後のresponseでその後の転機を予測できるのではとの仮説のもと様々な臨床実験や製薬会社からの治験データの解析を行い非常に興味深い結果を発表された。ここにすべてを記載する余裕はないが、例えばmirtazapine 15mgで改善がなくても30mgに用量を上げると効果の出ることが多いこと、30mgで効果がなければ45mgに用量を上げる意味のないことが多いことなど我々がMRから得る情報とは異なる知見をご教示された。また与薬後2Wの時点でどの症状が改善していると予後が良いのかという観点からSTAR*Dのデータを用いて解析しcitalopramでは「悲しみ」「自責」「気力減退・制止」「焦燥」が関係しmirtazapineの治験データからは「仕事と活動」「身体症状」「病識」の改善で寛解が予測できるとした。いずれも精神科診療の実践において多くの示唆に富み臨床精神薬理学の精華を拝聴させていただいた感であった。


<理事一同より>
懇親会の席で会員による不適切な行為があったため当該会員に対して理事会の決定に基づいて文書による注意を行い、講師の先生、主催会社,会場ホテルに対しては、あらためて会長から謝罪を行った。

5. 次回、理事会予定      1月 16日 (土)                         

                                           以上



・京都精神神経科診療所協会 FAXニュース
2015年度 第2号 通算第56号


Ⅰ理事会報告                           平成27年8月22日

去る8月22日(土)に、まるいクリニックにおいて下記の内容で、本年度第1回の理事会を開催した

1.会員動向

久郷敏明 先生(新田辺診療所)が管理者変更により勤務医となった為に退会された。
会員数:81名 79施設(正会員72名 賛助会員9名)

 2.報告事項

① 秋の講演会は、内田裕之専任講師(慶應義塾大学・精神薬理学研究室)へ依頼した。(中嶋理    事)
  ② 日本産業ストレス学会より後援依頼が杉本理事にあり承認した。(12月11日~13日)   
  ③ 7月7日 京都市保健福祉局より、京都市精神保健福祉審議会委員への就任について浜垣会長が    了承した。
  ④ 7月12日 日精診理事会に丸井理事が出席した。               
  ⑤ 7月24日 講演会「精神障害の意思決定支援~オランダのセルフヘルプの実践~」(主催:立命    館大学生存学研究センター、講師:ヨラーン・サンデゴッツ他)を後援した。
  ⑥ 8月7日 京都府医師会と京都府および京都市生活保護担当者による会合があり府医師会理事を    兼ねている近藤理事が出席した。生活保護受給にあたってのケースワーカーの精神医療に対する    認識の問題、生活保護受給者に対するgeneric医薬品使用推進に関する問題などが検討された。    これらの問題は会員もよく経験すると思われることであり相談は行政、医師会に直接言っても     らえるとよいとのこと。
  ⑦ 8月13~15日 宮城県石巻市被災地支援のため近藤理事が赴いた。
    アルコール問題、認知症、発達障害の問題が表面化してきている。

 3.検討事項

  ① 郵便局振込口座開設について(奥井理事)現在開設準備中であるが、入金後の手続きが煩雑とな    るため、いい方法を検討中である。
  ② 会長交代に伴い会長と事務局の間で決済や書類の受け渡しなどに要する労力が増し事務局の負担    が大きくなっているため事務局員2名の報酬を計4万円から5万円に増額することが緊急に提案    され承認された。
  ③ 京都DARK12周年記念フォーラム(10月10日)の後援団体になることが承認された。
  ④ 今年度中に京精診マップの改訂版を作成する方針が確認され次回理事会までに日精診の補助金制    度について確認し担当理事を決めることとした。

4.他団体より                    

  ① 6月16日 東精診ニュース(No.2 通算178号)
  ② 7月7日  京都府健康福祉部障害者支援課長より、平成27年度京都府精神障害アウトリーチ推    進事業業務委託に係る委託事業者の特定結果について
  ③ 7月7日  京都市地域リハビリテーション推進センターより、「京都市高次脳機能障害者支援セ    ンター」案内リーフレットの送付について
  ④ 7月10日 京都精神保健福祉協会より、「精神保健懇話会」のご案内
  ⑤ 7月13日 日本精神診療所協会より、「第9回 塙保己一賞」候補者の推薦依頼について
  ⑥ 7月24日 京都府立洛南病院より、洛南病院70周年記念シンポジウムのご案内
  ⑦ 7月27日 西山病院より、理事長・院長(吉田佳郎氏)、事務長(仲宗根正氏)就任の御挨拶
  ⑧ 7月29日 京都精神保健福祉協会より、平成27年度 一般社団法人京都精神保健福祉協会 第1    回総会議案集
  ⑨ 8月11日 東精診ニュース(No.4 通算180号)
  ⑩ 8月18日 京都市保健福祉局より、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する京都市対応要    領(仮称)」等に対するご意見について(依頼)

 5.次回、理事会予定         11月7日 (土)              

~事務局より会員の皆様へ会費納入のお願い~

協会の今後の活動として協会のホームぺージの充実、会員診療所の新しいマップ。協会単独開催の学術講演会等を予定しており、人件費等も含め資金的に厳しくなることが予想されます。未納の先生方につきましては、会費の納入のほどよろしくお願い申し上げます。

    会費振込先 : 京都銀行 帷子ノ辻支店(普通)3503263
            京都精神神経科診療所協会 会計 奥井 滋彦

                                          以上

京都精神神経科診療所協会 FAXニュース

2015年度 第1号 通算第55号
 


さる6月13日(土)にANAクラウンプラザホテル京都において、京精診神総会および学術総会が行われた。会員数86名のところ、出席は24名、委任状提出は37名で過半数に達し総会として成立した。内容は以下の通りです。



1 総会

I. 議長選出
会長の指名により、浜垣事務局長が議長を務めた。

II. 会員動向(会員名簿)
  会員数82名(正会員72名 賛助会員10名 うち日精診加入30名)
  全80施設(平成27年6月13日現在)

III. 平成26年度事業報告
丸井会長より以下の報告が行われ拍手で承認された。
・京都市の自立支援説明文書に京都府警からの運転免許注意喚起が掲載されていた件に関して京精診・京精協・京都精神科医会の3者連名の文書を郵送し京都府、京都市、京都府警に抗議した結果、文書配布は中止となった。
・会長副会長を含め14人の理事により6回の理事会を開催した。
  ・Faxニュースの発行 1~8号 
  
Ⅳ. 平成26年度決算報告・監査報告
  会計の奥井理事により昨年度の会計報告が、瀬尾監事により同監査報告が行われ拍手を以て承認された。

Ⅴ. 次期会長選出
丸井会長の任期満了に伴い新会長の選出が行われた。会場より浜垣事務局長を推薦する意見があり満場の拍手を以て承認された。

Ⅵ. 平成27年度活動方針
・ 浜垣会長より基本的姿勢として会員間の親睦を図る
・ 年2回以上の学術講演会を行い、会員の知識研鑽に資する
・ 京都府医師会精神科医会、京都精神科病院協会と連携し、京都府の精神科医療に貢献する
・ 各病院、各大学医局との親睦を図る
・ 会員の日本精神神経科診療所協会加入を推奨しつつ、無理のない範囲でその活動に協力する
・ 京都府、京都市等の行政に対しては、役員が各種審議会委員として関わるとともに、具体的問題があれば協会として交渉の場を持ちつつ、あるべき精神科医療の実現を目ざす
・ 精神科診療所の存在についてより広く知ってもらえるよう広報を行う
・ 京都精神科診療所の新しいガイドマップを作りホームページの機能を高め内容も充実させることなどが提案され拍手を以て承認された。

Ⅶ. 平成27年度予算
 会計の奥井理事より今年度の予算案の説明が行われ、拍手を以て承認された。

Ⅷ 診療報酬に関する質疑
 会場より向精神薬多剤併用の報告が毎年必要かとの質問があり中島理事より多剤併用をしたのなら近畿厚生局に毎年必要であると回答があった。該当する先生は6月いっぱいまでに報告が必要であるため注意が必要です。


2 学術講演会
 久留米大学神経精神科内村直尚教授より「統合失調症患者に対する身体合併症リスクを見据えた薬物治療の実際」と題して講演があり浜垣会長が座長を務めた。内村先生は第2世代抗精神病薬が体重増加、脂質異常、糖尿病などのメタボリックシンドロームや性機能障害などの合併症を第1世代抗精神病薬より引き起こしやすく統合失調症患者の寿命を短縮させていることに注意を喚起させた。真の回復のためには表面には出ない副作用にも留意することの重要性を強調された。
フロアからは薬物治療について質問があった。
懇親会は内村先生を囲んでの歓談の輪もでき和やかな雰囲気の中、時は流れ閉会となった。



<事務局より>
京都精神神経科診療所協会の住所録に記載した内容に誤りがありました。
会員の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
① クリニックもみじ 芝 伸太郎先生の欄
  (誤)〒621-0804 亀岡市追分町馬場通21-12石川ビル FAX 0771-22-7516
  (正)〒621-0806 亀岡市余部町清水26-1       FAX 0771-22-7666
② としもりクリニック
  (誤)TEL 366-3984 FAX 366-3983
  (正)TEL 366-3784 FAX 366-3783



平成26年度 京都精神神経科診療所協会第6回理事会
 去る6月13日にANAクラウンプラザホテル京都において京精診総会および学術講演会に先立ち本年度第6回の理事会が行われましたのでご報告します。

1. 会員動向
退会・変更・入会希望:なし(新田辺診療所より管理者変更のお知らせあり)
  会員数:82名 80施設(正会員72名 賛助会員10名)
  
2. 報告事項
①  5月28日 京都府より、企業サポートセンターへの医師派遣についての説明があり丸井会長が出席した。京都府は力を入れており予算は十分にありアイデアを出してほしいとのこと。
② 新専門制度についての補足。2017年から新たな専門医制度が創設される。これまでは各学会が専門医を認定していたが、「日本専門医機構」が第三者機関として設立され、精神科専門医もその機構によって認定されることになる。日本医師会はすでにかかりつけ医として新たに「総合診療専門医」を作ることを決定しているが、この「総合診療専門医」がイギリスの家庭医のように、精神科受診へのフリーアクセスを否定するものにならないか注意していく必要がある。

3. 検討事項
① 本日の総会・講演会について(総会参加予定者24名 委任状37名)
② 11月学術講演会 演者について、今後の学術講演会のあり方について検討した。昨今製薬会社と医療者の関係性について厳しい状況にあり学術講演会も例外でなく望ましい在り方について検討した。症例検討会等の意見もあり。
③ 初年度年会費について検討した。納入に振込用紙等の郵送も検討した。
④ 次回、FAXニュースについて

4. 他団体より
① 4月30日 京都精神保健福祉協会より、「平成27年度会費ご納入のお願い」
② 5月26日 京都精神保健福祉協会より、「平成27年度第1回総会の開催について」→
③ 6月1日  京都市地域リハビリテーション推進センターより、「『京都市地域リハビリテーション推進センター』案内パンフレットの送付について」
④ 6月1日 北里大学医学部精神科学より、「様々な依存症の実態把握と回復プログラム策定・推進のための研究」の報告書送付
⑤ 6月10日 京都府精神保健福祉総合センターより、「平成27年度ギャンブル依存症研修について」
                                                                                        5.次回、理事会予定
8月22日(土)17時~  
場所:まるいクリニック(中京区室町通り三条下る烏帽子屋町493)